天満橋にあるThai Kitchen Kao Man Gai(タイキッチン カオマンガイ)さん。カジュアルなお店ながらも本格派タイ料理がいただけるとのこと。今回は、こちらのお店をレポートします。
地下鉄天満橋駅4番出口を出てすぐ。ビルの2階にタイの国旗が掲げられています。
夜でしたが、おひとりさまでも気兼ねなく入ることができそうな、とてもカジュアルな雰囲気です。
白を基調とした内装で、現地の食堂に入ったような錯覚に。
タイ人のご主人が、ガラス張りのキッチンスペース内に見えます。やはり本場のお味をいただけるというのは間違いなさそうです。
まずは、タイビールで乾杯。タイビールといえばシンハですね。タイやインドの神話に登場する獅子(シンハ)をイメージ。大麦モルトを使用したタイ王室御用達のプレミアムビールです。スパイシーと聞いてたのですが、苦味をちゃんと感じるわりには意外とマイルドでした。
タイビールは他にも、ライトテイストな「プーケット」、苦味が強めの「チャーン」など。
南国のビールは、開封するとすぐにぬるくなるので、氷を入れて飲むのだとか。
ここでは、温度の上がらないように、保冷カバーをつけてくれています。なんだかオシャレですね。
タイ独特のドリンクでは、他にも「SPY」というワインクーラーがありました。
SPYは、白、赤、ロゼ、シャンパンのワインをソーダ水で割ったドリンク。4種類どれもフルーティーで人気。パクチーチューハイも気になります。
さて、お料理を注文します。メニューはすべて500円とわかりやすいシステム。
上は空心菜の炒めもの。中華料理でも同様のメニューがありますが、ナンプラーも入っているのか醤油風味の食べやすいお味です。シャキシャキとした空心菜の歯ごたえと、ニンニクの香りが美味です。
下は青パパイヤのサラダ。
青パパイヤは、酵素やビタミンC、ポリフェノールたっぷりの栄養価の高い南国のフルーツです。
「ソムタム」と呼ばれています。青パパイヤの細切りが甘酸っぱいドレッシングで和えてあります。ヘルシーながらも、ポリポリとこちらも歯ごたえがよく、ビールのつまみになるような立派なおつまみです。
上から、ガイヤーン、ムーダディ、プリックタイクン。
ガイヤーンは、タイの焼き鳥ですね。いわゆる日本の焼き鳥を想像していると、少し的外れかも知れません。炒めたようなチキンを特製のタレ(味噌ダレに似たような)につけていただきます。ジューシーなチキンです。
ムーダディは豚の揚げもの。こちらも「唐揚げ」を予想していましたが、どちらかというと素揚げのよう。特製の甘辛い漬けダレに漬け込んだお肉です。中まで味が浸みていて、こちらもビールによく合います。見た目とは違い、意外と柔らかいんですよ。
プリックタイクンは、エビのガーリック炒め(2尾)。甘辛い衣が少しスパイシーで美味です。エビも大ぶりで食べ応えのある1品です。尻尾ごといただきます。
エビの春巻き(クンホンサバイ)も、エビ1尾丸ごとを使っています。ここで初めてスイートチリソースが登場です。カリっとした皮と、エビのプリプリ感が一緒に楽しめます。
そして、こちらはパッタイ。タイ風焼きそばです。
米粉で作られた少し太めの麺を、具材とともに甘辛いタレで炒めたお料理。厚揚げや桜海老がタイの雰囲気を出していますよね。具だくさんでヘルシーな麺ものです。
締めは、店名ともなっている「カオマンガイ」。
鶏スープで炊かれたライスの上に、鶏が載っています。
テーブルに置かれたソースからお好みを選んで、つけていただきます。ソースは4種類。青唐辛子ベースの「オリジナル」、赤唐辛子ベースの「定番」、辛さを抑え、ガーリックも入っていない「ベーシック」と、揚げ鶏につけるための「スイートチリ」。
ライスは鶏のお出汁で炊かれ、豊かなお味がします。ライスだけでも美味しさを感じます。
鶏肉も柔らかく、どのソースをつけても美味でした。個人的には「オリジナル」が一押しです。
パクチーは別売(小50円、大100円)と、カオマンガイ以外のメニューには入っていません。
全体的な辛さは抑え目にしてあり、辛めがお好きな方は、テーブルのソースで調節できますし、苦手な方も楽しめるように工夫されているように感じます。
メニューは少なめですが、どれをお願いしても、美味しくいただけました。
予算2500円~3000円と、とてもリーズナブル。
Thai Kitchen Kao Man Gai
大阪市中央区谷町1-6-8
06-6232-8700
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