中之島ソーシャルイートアウェイクのランチレビュー

大阪

中之島にある、SOCIAL  EAT AWAKE(ソーシャルイートアウェイク)は、大阪市中央公会堂の地階に入る大バコ系ダイニング

大阪のランドマークともいえるネオルネッサンス様式の大阪市中央公会堂は、国の重要文化財にも指定されている貴重な建造物です。

お店の雰囲気

 

イギリスのインテリアブランド「TomDixon(トム・ディクソン)」とのコラボによる、モダンクラシカルなインテリアは、個性的でゆったりと寛げる雰囲気です。

 

ぶら下がった無数のペンダントもTomDixonのプロダクトで、デジタルエッチング技術を駆使したという見事なフォルム。インテリアファンにはたまりません。

 

ランチを頂いてきました

店内はダイニングエリアとバルエリアに分かれています。

今回、ダイニングエリアでランチをいただいてきました。

 

ランチは、プレフィックスランチ(2皿:1500円、3皿:2200円)のほか、牛肉煮込みのオムライス(1250円)、贅沢魚介のAWAKEカレー(1250円)がラインナップ。それぞれにドリンクやデザートを追加するスタイル。

 

2プレート(前菜+メイン)のプレフィックスランチをいただきました。

前菜もメインも4種類の中からチョイスします。

 

前菜は、パルマ産生ハムリエットとセルバチコのサラダをいただきました。美味しそうなハムやリエットが葉野菜やマッシュルームと合わせてあります。嬉しいボリュームです。リエットを目の前にすると、ワインが飲みたくなります。グラスワイン(ESTE・700円)をオーダーしました。

 

バゲットとクッペがほどよいタイミングでサーブされます。

特にクッペは中の生地に弾力があり、香りもよく美味。リエットをのせていただきます。

こちらは同じく前菜の、アンチョビ風味のマヨネーズが添えられたマグロとアボガドのタルタル(左、+500円)、そしてクスクスなどとサラダ仕立てに仕上げられた魚介のタブレ(右)です。どちらも綺麗な一皿ですね。プレートや盛り付けにセンスを感じます。

続いてはメインのお料理です。サーモンのミキュイには、洋酒の効いたクリームソースが。スナップえんどうの緑色が印象的です。ミキュイとは、食材の内部まで絶妙に火を通すお料理。サーモンの中身はギリギリのミディアム。低温で仕上げるため、とても柔らかい身を味わいました。

ちなみにこちらも、メインの優味豚肩ロースのロースト。お肉の色味がピンクで、柔らかそうでした。ソースもいい色ですね。旬野菜が添えられています。

コースの最後、追加のドリンクはコーヒー、紅茶、オレンジジュース、グレープフルーツジュース(+200円)から。そして別腹デザートは、エンゼルフードケーキか季節のデザート(+300円)。

エンゼルフードケーキは、いわばシフォンケーキです。たっぷりのホイップクリームが添えられていて、軽いのに弾力のある食感がたまりません。甘くないホイップクリームやキャラメルソースともよく合います。

ずいぶん大きなサイズだと感じたのですが、これでランチセット用の小さめサイズなのだとか。カフェタイムのケーキはこの倍量なんですよ。

 

前菜からスイーツまで、手抜きを感じることなく大満足のランチコースでした。

 

ところで、ランチメニューになっている牛肉煮込みのオムライス。どうやらオムライスというメニューはこの場所に欠かせないメニューのようです。

 

平成10年頃まで、中央公会堂の地下食堂は「大阪ホテル中央公会堂食堂部」という名称でした。当時のトマトケチャップのレトロなオムライスは500円前後で提供されていて、大人気だったのだとか。改装工事を経て「中之島倶楽部」となっても、ソースをデミグラスに変えるもオムライスの人気は不変だったそうです。時代を経てさらにゴージャスに変身した3代目のオムライスのお味、気になるところですね。

 

お料理のプロデュース・監修は、祇園や銀座に店を構える「レストランよねむら」のオーナーシェフ米村昌泰氏が担当されています。ミシュランをはじめ、海外からの評価も高く、フレンチの中に和のテイストを取り入れることでも知られる米村氏の手がけるお料理の数々。ディナーのアラカルトでも、きっとユニークで新しい一皿に驚かされることでしょう。

 

外観やインテリアに負けない、本格的なお料理も楽しめる素敵なレストラン。

近隣のOLさん、マダム、昼間からボトルを開けている2人組の紳士など、客層も優雅でした。

バラ園の帰り、中之島散策の途中にもおすすめしたいレストランです。

 

お店の情報

中之島ソーシャルイートアウェイク

大阪市北区中之島1-1-27 地下1階

06-6233-9660

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