バリ島の水の王宮「タマン・ウジュン」でピクニックを楽しもう




バリ・ヒンドゥーの寺院や遺跡などがあちらこちらに点在しているバリ島ですが、王宮に関する史跡もたくさんあります。

4世紀に築かれたワルマデワ王朝を皮切りに、17世紀までには7つの王国がバリ島内に存在していました。今回は、20世紀に建てられた、カランアッサム王朝の水の王宮「タマン・ウジュン」をご紹介します。

水の王宮「タマン・ウジュン」とは?

タマン・ウジュンは、カランアッサム王朝の最期の王であった、アナッ・アグン・アングルラー・クトゥッ王によって建てられました。1901年に着工され、完成したのは20年後の1921年とされています。正式名称は「タマン・ソカサダ・ウジュン」ですが、一般には「タマン・ウジュン」として知られています。

その後、王家の静養と迎賓のための建物であったタマン・ウジュンは、1963年と1979年の地震によって崩壊します。その当時にはすでにカランアッサム王朝はなく、美しいタマン・ウジュンは修復されることのないまま、長い間放置されていました。

しかし、2004年になってようやく修復工事が行われ、現在では史跡公園として一般に公開されています。

 

タマン・ウジュンへの行き方

タマン・ウジュンは、バリ島東部にあるアムラプラの街から南へ5kmほどの場所に位置しています。

カランアッサムの県庁所在地であるアムラプラは、かつてカランアッサム王国の都として栄えた街でした。

オランダ軍のバリ島侵略後、早くに帰順したカランアッサム王国は、オランダ軍による攻撃を受けることがありませんでした。そのため、古きバリ島の面影が色濃く残る街として、観光客から人気となっています。

タマン・ウジュンへは、サヌール・デンパサールからバイパスをひたすら北上します。サヌールからタマン・ウジュンまでは、車で約2時間半の道のりです。途中、秘境感たっぷりのビーチである「バージン・ビーチ」の看板が左手に見えてきたら、目的地のタマン・ウジュンまではもう一息です。

 

タマン・ウジュンの見どころ

駐車場に車を停めたら、長い橋の手前にあるチケット販売ブースで入園券を購入しましょう。大人一人1万5千ルピア(約150円)、子ども一人5千ルピア(約50円)です。チケット購入が終わったら、素敵な石橋を渡ってタマン・ウジュンの敷地に入ります。

石橋の下には蓮の花が植えられており、花が咲く時期には非常に幻想的な景色を楽しむことができるでしょう。

タマン・ウジュンの広大な敷地は公園として整備されており、南国の花々が咲き乱れる美しい場所です。インドネシア人たちの間でも行楽スポットとして人気が高く、家族連れがそこここでピクニックをしている様子を見掛けることができます。

敷地内の芝生の上でお弁当を広げていると、大小さまざまな鳥たちが顔を見せにきます。日本でもお馴染みのスズメをはじめ、なぜか七面鳥までもがおこぼれに預かろうとやってきます。

餌付け禁止などの注意書きは特にありませんが、公園の管理スタッフが世話をしているはずなので、むやみにご飯を分け与えないほうが良いかもしれません。

水の王宮と呼ばれているだけあって、広い池の周りをぐるりと取り囲むように遊歩道が作られており、池の真ん中には小さな王宮跡が浮かんでいます。

ヨーロッパ風の建築様式で、ロマンチックな雰囲気を味わえる王宮内は、プレウェディングのための撮影スポットとして人気です。

タマン・ウジュンの見どころは、なんといってもその高台からの展望だと言えるでしょう。敷地内には2つの高台があり、それぞれにバレ(東屋)が備えられています。高台へは階段を上って行きますが、階段を上るにつれて、左手側にキラキラ光る海を望むことができるでしょう。

見晴らしの良い高台からの展望は、どんなに気温が高い日だったとしても、きっと爽快な気分にさせてくれるでしょう。風が良く通る高台から王宮や海を見渡せば、カランアッサム王国の王様になった気分を味わえるかもしれません。

 

童心に返って遊んでみよう

タマン・ウジュンでは、美しい公園の景観を楽しむほかにも、ボートに乗ることができます。スピードボートと足漕ぎボートから選ぶことができますが、スピードボートは一人1万ルピア(約100円)、足漕ぎボートは一人1万5千ルピア(約150円)となっています。

スピードボートは池を3周すれば終わってしまうため、所要時間にすると約10分かからないほどでしょう。一方、足漕ぎボートの場合、約20分間は池を周遊することができます。ただし、日中の暑い時間帯に足漕ぎボートに乗るのであれば、水分補給をしっかりしてからボートに乗り込むようにしたほうが良いでしょう。

ところで、足漕ぎボートの定番といえば、白鳥なのではないでしょうか。バリ島でも、ブドゥグル高原にあるブラタン湖の足漕ぎボートは白鳥タイプです。しかしながら、タマン・ウジュンの足漕ぎボートは、オットセイやタツノオトシゴなど、ユニークなタイプのボートばかりが揃えられており、子どもたちから人気を博しています。

今回は、炎天下の中足漕ぎボートに乗る勇気が湧かなかったので、スピードボートで風と戯れてみることにしました。スピードボートは王宮が浮かんでいないほうの池を周りますが、比較的小さな池のため、ボートから降りた後はフラフラする感覚に襲われるかもしれません。

ボートを降りた後、三半規菅の平衡感覚を静めながら、ボートを運転してくれたおじさんと世間話に花を咲かせることができるのも、タマン・ウジュンでの良い思い出になるかもしれませんね。

 

タマン・ウジュンでの注意点

タマン・ウジュンに行くのであれば、食べ物や飲み物を持参して行くと良いでしょう。バリ島にあるテーマパークや公園では、飲食物の持参を禁止しているところもありますが、タマン・ウジュンではそのような規則はありません。

チケット販売ブース付近には、食堂やお菓子を販売している売店がありますし、タマン・ウジュン内にもレストランがあります。しかし、さすが観光地だけあって、お値段は通常よりも高い傾向にあります。

そのため、タマン・ウジュンを訪れるのであれば、飲食物を持参したほうが良いかもしれません。また、公園内にベンチなどは設置されていませんから、芝生の上に座るのであれば、敷物等も用意しておくと良いでしょう。

さらに、蚊や蟻などに刺される恐れがあるため、虫よけスプレーや虫刺されの薬も携帯しておくようにしましょう。

 

基本情報

名称:タマン・ソカサダ・ウジュン

住所:Jl.Lettu Alit Tumbu Village,Karangasem




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