バリ島名物の食の激戦区デンパサールのサテ・イカン食べ比べ!




観光地に負けないほど、おしゃれなレストランやカフェが増えているデンパサールですが、それでもローカルワルンの多さには敵いません。

今回は、インドネシア料理の激戦区とも言えるデンパサールで、バリの人々に人気のサテ・イカンを食べ比べてみました。

バリ島名物のサテ・イカン

バリ島には、豚の丸焼きやバナナの幹のスープなどのほかにも、サテ・イカンという料理があります。サテ(串焼き)料理が多いインドネシアでは、鶏肉やヤギ肉のサテ、豚肉や時にはカメ肉のサテなどを味わうことができます。

イカンとはインドネシア語で魚を意味しますが、サテ・イカンには魚の切り身を串に刺してタレを付けて焼いたものと、サテ・リリッという魚のすり身に香辛料を混ぜたものがあります。

バリ島の人々はサテ・イカンが好きな人が多く、サテ・イカンを売っているお店の前はいつもバリの人々で賑わっています。

サテ・イカンの有名なお店といえば、バリ島東部にある「ムルタ・サリ」です。

ダイビングスポットとして人気のアメッドやトゥランベンに行く前に立ち寄るには良いですが、デンパサールからでもかなり遠い場所にあるのが難点でしょう。

 

デンパサールで人気のサテ・イカン屋

バリ島には、バビグリン屋の数ほどではないかもしれませんが、それでも何店舗ものサテ・イカン屋が存在します。海を眺めながらサテを食べることができるお店もあれば、街の片隅でひっそりとサテ・イカンを販売しているお店もあります。

中でも、デンパサール市内で人気のお店といえば、トパティに近い「サリ・アリット」とレノンに近い「ワルン・アリ」です。

サテ・イカンをこよなく愛するローカルの人に意見を聞いてみたところ、どちらのワルンにもそれぞれの良さがある、とのこと。

どちらが美味しいと思うかは、個々の人の好みではないかと言われてしまえばそれまでですが、サテ・イカン好きとしてはどこがどう違うのか、それぞれのお店の味にトライしてみたいと思うのは当然のことでしょう。

 

ワルン・サテ「サリ・アリット」

「サリ・アリット」は、WRスプラットマン通りとバイパス・ングラライの交差点からほど近い場所にあります。サヌールからだと15分ほど、レノン地区からだと10分ほどかかります。

お店の斜め前には、「バリ・クリエイティブ・インダストリー・センター」がありますし、濃い緑色のお店の看板はとても目立つため、見落とすことはまずないでしょう。

「サリ・アリット」の到着し、早速料理を注文してみました。サテ・イカンとサテ・リリッのほかにも、ぺぺス・イカンというバナナの葉に包まれた蒸し焼き料理もセットで付いており、さらにスープが付いてきます。

唐辛子のソースであるサンバルは、サンバル・マタというトマトを使用していないものが付いてきました。サンバル・マタは火を使わない料理で、エシャロットの刻んだものにレモングラス、唐辛子とライムなどを塩とオイルで合わせたものです。

「サリ・アリット」のサテ・リリッは、ココナッツがふんだんに入っていて、辛みよりもほのかな甘みのほうが強く、辛いものが苦手な人でも安心して食べることができるでしょう。

スープは、魚のすり身の団子とラブ・シアンという瓜科の野菜が入っており、こちらも辛みをほとんど感じさせない、優しい味のスープでした。

お店の中で輪になって串焼きを作っているスタッフを眺めながら食事ができ、バリ島庶民の生活を垣間見ることができる、そんなお店です。

 

知る人ぞ知る名店「ワルン・アリ」

「ワルン・アリ」は、トゥカッド・パクリサン通りとワトゥレンゴン通りの交差点の手前にあります。トゥカッド・パクリサン通りにあるスーパーマーケット、ハーディーズからであれば、バイクで5分ほどのところに位置しています。

「ワルン・アリ」は古くからこの地でお店を営んでおり、十数年前はいまにも屋根が崩れ落ちそうな外観のお店でサテ・イカンを売っていました。

ところが、現在では比較的きれいな店舗へと変身し、お店がいかに繁盛しているかを物語っていると言えるでしょう。

「ワルン・アリ」に入ると、お店のスタッフがオーダーを取りに来てくれます。何人前かを伝えて、後は席に着いて料理が到着するのを待ちましょう。

ふだんは、サテ・イカンとサテ・リリッ、そしてぺぺス・イカンのほかにも、空心菜の唐辛子炒めと炒ったピーナッツとスープがセットになっています。しかし今回は、お昼もかなり過ぎた頃に入店したため、空心菜とぺぺス・イカンがすでに売り切れてしまっていました。

その分安くなるか、サテを多めに付けてくれるかしてくれますが、今回はサテを多めに付けてもらうことにしました。

「ワルン・アリ」のサテもスープも、「サリ・アリット」に比べると激辛で、食べていると汗が勝手に流れてくるほどです。サテもスープも辛いだけではなく、味付けがしっかりしているので、非常にご飯の進む味だと言えるでしょう。

 

サリ・アリットとワルン・アリ どちらがおすすめ?

「サリ・アリット」お子様向けだとしたら、「ワルン・アリ」は完璧に大人向けの味です。

入店者の傾向からしても、「サリ・アリット」は家族連れ、「ワルン・アリ」は男性一人での入店が多いため、辛さに免疫のない方や子どもと一緒に食べることを考えると、「サリ・アリット」がおすすめです。

ただし、どちらかと言えば「ワルン・アリ」のほうがバリ島東部のサテ・イカンの名店「ムルタ・サリ」に近い味かもしれません。むしろ、値段の安さを考えると、「ワルン・アリ」のほうがお得に美味しいサテ・イカンを食べることができると言えるでしょう。

「サリ・アリット」と「ワルン・アリ」の一人前の料金はほとんど変わりなく、ドリンクを頼んだとしても2万ルピア(約200円)ほどです。

どちらのお店も、イートインのほかにも、持ち帰りすることができます。持ち帰りの場合には、串の本数でオーダーをしても良いですが、基本的には「3万ルピア分ください」とオーダーするのが一般的です。

「ワルン・アリ」の場合、店先にさまざまなおかずが一緒に販売されています。ビニール袋に入った一人前の野菜炒めやスープなどは、一袋3,000ルピア(約30円)と激安。そのため、イートインのお客さんだけではなく、持ち帰りするお客さんも多く、お店の前はいつでも込み合っています。

個人的には「ワルン・アリ」のサテ・イカンのほうが美味しく感じますが、辛いのが苦手な方には「サリ・アリット」のサテ・イカンをおすすめしたいと思います。




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