絶品!バリ島のイカン・バカールをスランガンで食べよう




バリ島のシーフードといえば、南部エリア・ジンバランの夕日を眺めながらのシーフードBBQディナーが有名です。

しかし、ジンバランのお店はビーチフロントという場所代がプラスされているだけあって、どこもお高め。

そこで今回は、手頃なお値段でシーフードBBQが食べられる、ローカル御用達のお店をご紹介します。

バリ島のイカン・バカールとは?

四方を海に囲まれたバリ島は、シーフードの宝庫です。バリ島を訪れたら、バビ・グリン(豚の丸焼き料理)やアヤム・ブトゥトゥ(バリ風鶏肉の煮込み料理)はもちろん、イカン・バカール(シーフードBBQ)もぜひご賞味されることをおすすめします。

イカンは「魚」、バカールは「焼く」を意味するため、単なる焼き魚を想像してしまいますが、こちらのイカン・バカールはシンプルとは程遠い調理法でサーブされます。

もちろん、炭火で焼くことには変わりありませんが、こちらの「焼き魚」はサンバルというトマトと唐辛子、そしてエシャロットやそのほか香辛料からできたソースをたっぷりつけてから焼かれたもの。

そのため、日本風の塩味の焼き魚を期待していると、甘辛い焼き魚が出てきて驚くことになるでしょう。

 

ローカルに人気のスランガン島

ジンバランにあるシーフードBBQはいかにも観光地というムードに包まれていますが、地元ローカルに人気のイカン・バカールのお店は、スランガン島という、バリ島から陸続きの素朴な島にあります。

現在では、橋で繋がれているバリ島本土とスランガン島ですが、かつては船でしか行き来できなかったそうです。

週末は、ピクニックを楽しむインドネシア人たちで溢れています。道沿いにはトウモロコシを焼く屋台やスナックワゴンなどが立ち並び、放牧された牛たちが草をはむ様子を眺めることができる、とても牧歌的な場所です。

青い海が美しいスランガンビーチですが、サーフィンをする外国人以外に海外からの観光客の姿を見掛けることはほぼありません。

 

ビーチで遊んだ後はイカン・バカールを!

手頃な値段でシーフードBBQを味わうことのできるお店があるスランガン島。ビーチフロントにもイカン・バカールを注文できるお店がありますが、ローカルが訪れるお店はビーチに通じる道の手前にあります。

スランガンビーチへアクセスするには、サヌールからバイパスを左折し、そのまま橋を渡って通行料を支払うポイントを通過する必要があります。

「まずはビーチで遊んでからイカン・バカールを食べるぞ!」というのであれば、バイク1台につき2,000ルピアの通行料を払ってビーチに行くのも良いでしょう。

しかし、食事だけを楽しむつもりであれば、通行料を支払うポイントの手前で左折しましょう。道なりに行くと、小さなワルンの集合体が見えてきます。

それぞれのお店には番号が振られているので、お好きなお店を選んで入店してみましょう。

 

リピート率の高い「16番」のお店

イカン・バカールを食べることができるワルン集合体のお店の中でも、筆者のおすすめは「16」の数字がふられたお店です。

ここでは、メニュー表などというものはなく、入るお店を決めたら店頭で魚を選びます。カツオやスナッパーなど、スランガンの海でとれた新鮮な魚やカニなどから、自分が食べたいものを注文していきましょう。

その際には、料理法と値段を確認することもお忘れなく。焼いて欲しいときには「Tolong dibakar(トロン・ディバカール)」と伝え、スープにして欲しいときには「Tolong dimasak sup(トロン・ディマサック・スプ)」と伝えることができます。

値段は、時期や漁獲量にもよりますが、だいたい魚一匹が50,000ルピア(約500円)ほど。カニやエビは魚よりもちょっとお値段が張りますが、とても美味しく調理してくれるので、お財布に余裕があれば奮発してたくさん注文してみましょう。

 

前菜にぴったりな「ルジャック・ルンプット・ラウット」

調理してもらう魚類を選んだら、店内に座って飲み物やご飯の注文、そして付け合わせの野菜炒めが必要かどうかを伝えましょう。

料理が出てくるまでは、クルプ(揚げせんべい)をつまんでも良いですが、ここはぜひ裏メニュー的な「ルジャック・ルンプット・ラウット」を注文してみましょう。

ふつうのルジャックは、まだ熟れていないマンゴーなどのフルーツに辛いルジャックソースをつけて食べます。しかし、ここのお店で食べることができるルジャックは、ピンダンという魚から取った「出汁」で作る、バリ島独特の海藻(ルンプット・ラウット)ルジャックです。

毎回ルジャックになる海藻が違うのですが、今回はなんと海ぶどう。食感もお味も最高、ちなみにお値段も一皿6,000ルピア(60円ほど)と、かなりリーズナブルな前菜です。

 

小さめのカニはスープがおすすめ!

魚が焼ける頃を見計らって、ご飯やフィンガーボールが出されます。どこのお店も同じようなメニューですが、この「16番」のお店がとりわけ人気なのは、味付けが非常に上手だからでしょう。

イカン・バカールは肉厚で、一人1匹も食べきれないほど。ジンバランのような素敵な雰囲気はまったくありませんが、お味のほうは非の打ちどころがないほど素晴らしい、と言えます。

今回は、小さめながらも1匹50,000(約500円)もするカニをスープで注文しましたが、これは焼きガニにしなくて正解でした。

思った通り、カニの身は少なかったのですが、良い出汁が出て最高のスープを味わうことができました。

 

雰囲気を取るか味を取るか

ジンバランのビーチでイカン・バカールを食べるとなると、一人当たり300,000ルピア(約3,000円)は用意しておく必要があります。さらに、ロブスターを食べるとなると、その倍以上の予算が必要でしょう。

サンセットを眺めながら、良い雰囲気の中で食事ができることを考えれば、観光旅行の食事として最高の場所なのかもしれません。

一方、ビーチの近くにありながらまったく風情を感じられないスランガン島のイカン・バカールのお店は、一人当たり70,000~100,000ルピア(約700~1,000円)もあれば十分満足のいく食事ができます。

雰囲気を取るか味を取るか悩ましい問題ですが、「雰囲気よりも味と値段が大事!」というのであれば、スランガン島のイカン・バカールを試してみてはいかがでしょうか。




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です