パリの美術館3 ピカソ美術館とロダン美術館




パリには多くの芸術家が住み着きました。そしてパリの芸術が華やぎ、フランスの芸術の一歴史が作られました。そんなパリには、この当時活躍した芸術家の美術館があります。今回は、ピカソ美術館とロダン美術館を紹介します。

 

ピカソ美術館とは

 

ピカソ美術館若者に人気の地区マレにあります。ピカソの死後、家族がフランスに作品を寄付しました。これらの5000作品をもとに、ピカソ美術館は構成されています。ピカソ美術館では、ピカソの有名な作品「ゲルニカ」や「アヴィニヨンの娘たち」は、こちらの美術館には所蔵されていませんが、ピカソの歴史に触れることができます。ピカソの有名な作品だけでなく、ピカソがどのように作品作りを行ったのか、ピカソの核となる部分を知ることができる場所です。

 

美しい建物

 

まずピカソ美術館の展示内容についてお話する前に、ピカソ美術館の建物を紹介します。

ピカソ美術館の建物は古く、17世紀に建てられたサレ館にあります。パリの郊外にある、ヴォー・ル・ヴィコント城と並び称されるほど、豪華絢爛な建物です。実際に、この建物の中に入ってみると、貴族の館に迷い込んだような気分に。またピカソ美術館には屋上のようなスペースにオープンカフェや美しい庭園もあり、作品鑑賞だけでなく、ゆったりとしたひとときを過ごすこともできますよ。

 

ピカソの多才さに感動

 

ピカソ美術館を訪れて見て、感動したことは、ピカソの多才さです。ピカソというと、画家として、世界的に評価が高いので、彫刻や版画、ポスター作成、オブジェ作りをしていたという一面は知られていません。この美術館ではピカソのイメージとは違う側面を知ることができます。またピカソは生涯一万枚もの作品を残したと言われています。この美術館では、いかにピカソが精力的に作品を生み出していったのか、底知れぬパワーのようなものを感じました。ピカソという天才画家はもちろん作品制作において悩んだこともあったでしょう。しかし、ピカソは使命を全うするかのごとく、溢れんばかりのエネルギッシュさで作品を生み出していきました。ピカソの魂のかけらがここでは感じられるようです。

 

ピカソ美術館の企画展

筆者がピカソ美術館を訪れた時は企画展開催されておらず、常設の展示のみでした。しかし、ピカソ美術館の企画展は、テーマごとにピカソの作品を鑑賞できるという興味深いものばかりです。もしピカソ美術館を訪れる時は、企画展が開催されている時に訪れるのが良いかと思います。

 

Musée Picasso/ピカソ美術館

5 Rue de Thorigny, 75003 Paris

Metro :8番線 Saint-Sébastien-Froissart

http://www.museepicassoparis.fr

 

ロダン美術館とは

 

ロダン美術館大使館などがある7区に位置します。パリの有名なモニュメントのエッフェル塔やアンバリッドのすぐ隣にあるので、観光名所からもアクセスしやすいのが特徴です。ロダンは「近代彫刻の父」と評されたフランスの有名な彫刻家です。ロダンの名前を聞いたことがない人でも、「考える人」の彫刻は知っているのではないでしょうか。ロダン美術館は、晩年実際ロダンが邸宅件アトリエとして過ごした場所。ロダンの息遣いが感じられるような美術館です。

 

庭園

 

ロダン美術館に入ると、まず庭園が目に入ります。そこには早速「考える人」の彫刻が展示されています。どんな天候条件であっても、ずーっと展示され続けている「考える人」は、悩ましいながらにも、どこか力強さが感じられます。

そして、この庭園は美術館の後ろにも続きます。庭園にはロダンの作品も展示されていて、館内で見る作品とはまた違った印象を受けます。

天気がいい日などは、この庭園でのんびりと過ごすのもいいかもしれません。売店のようなカフェもあるので、一息つくといいでしょう。

 

ロダン美術館の建物

 

ロダン美術館はピカソ美術館同様に、その建物もまた魅力があります。外観は豪華な建物そのもの中に足を踏み入れると、1900年代初頭の空気が流れています。筆者が訪れた日は、天気の良い午後でした。窓から入ってくる温かい日差しが印象的で、時間の流れがゆったりとしているように感じられました。そして、各部屋には鏡があるのですが、少し錆びていて、曇った中で作品を映していました。ロダンの生きていた時代のゆったりとした雰囲気がここには残っているようです。

 

ロダンの作品を前に

 

筆者は実は彫刻作品というのは、あまりファンではありませんでした。しかし、ロダン美術館を訪れて見て、心が揺さぶられる思いがしました。ロダンの彫刻作品は、「考える人」など、哲学的な作品が多いように思います。しかし、地獄をテーマにした作品などは、言葉を失うほど、魂のレベルで訴えてくる何かを感じます。これは筆者の勝手な想像ですが、ロダンは普通に生きているだけでは見えてこない、人間の心の奥底に流れる感情、それよりももっと深い魂のレベルまで、自分を落とし、深く向き合い続けた人なのではないかと思います。ロダンの作品を前にすると、作品の美を見ることができるだけでなく、作品そのものに、人間の性のようなものが感じられるのです。

 

Musée Rodin/ロダン美術館

79 Rue de Varenne, 75007 Paris

Metro :13番線 Varenne

http://www.musee-rodin.fr

 

チケットは購入すべきか ?

 

ピカソ美術館とロダン美術館のチケットは先にインターネットで購入するべきでしょうか。筆者はお昼過ぎという時間帯に訪れたので、列に並ばずに美術館に入ることができました。しかし、帰る時には列ができていたので、チケットは先にネットで購入しておくのがいいと思います。特に、観光シーズンである、6月、7月、8月は必ず前もってチケットを購入することをオススメします。特にロダン美術館はアメリカ人に大人気。実際ウッディアレンの「ミッドナイト・イン・パリ」の撮影にも使われたほど。そんな多くのアメリカ人がやってくる観光シーズンには、美術館を訪れる前にしっかりチケットは購入しておきましょう。以下のサイトでチケットは購入できますよ。

 

ピカソ美術館

http://www.museepicassoparis.fr/individuels-musee-et-visioguide/

ロダン美術館

http://www.digitick.com/index-css5-museerodin-pg1.htm




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