古くて新しいエリア マレ




お洒落な若者が集まるマレ地区。日曜日も開いているこのエリアは多くの人で賑わいます。近年では北マレと呼ばれるエリアが人気で、お洒落なパリジャンたちが集まっています。その一方でマレは古い街並が残るエリア。歴史の重みを感じることができる場所でもあるのです。そんな古いものと新しいものが共存するエリア、マレ地区を紹介したいと思います。

 

マレの歴史

 

マレを訪れる度、パリの他のエリアとは違う空気感を感じます。パリではもう感じることのできない中世の残り香がこのマレには漂っているのです。マレは本来沼地であったそうですが、16世紀半ばになると国王や貴族たちの館や邸宅が建てられました。奇跡的にもマレには現在もその建物が残っています。例えば、最も古いサンス大司教館ヴォージュ広場の回廊などからは、中世の面影を見ることができます。ふと中世の世界に入り込んだのではないかと思うほど、当時の空気感を感じることができる場所なのです。

 

お洒落なショッピングスポット

 

ファッション好きが集まるマレには個性的なブティックや古着屋、セレクトショップが多くあります。Rue des Francs Bourgeois/フランブルジョワ通り Rue Vieille du Temple/ヴィエイユドュタンプル通りがおススメ。Claudie PierlotやRepetto/レペットのお店もあります。最近ではRue des Francs Bourgeoisにシャネルがビューティーショップをオープンさせたほどです。

 

お洒落好きな方は北マレまで足をのばしてみましょう。北マレにあるセレクトショップMerci/メルシーは今パリジャンに1番人気のスポット。洋服や雑貨、キッチン用品の販売の他に、カフェも併用しています。メルシーが流行を生み出しているといってもいいほど。お洒落好きのパリジャンのメッカになっています。

 

Merci/メルシー

111 Boulevard Beaumarchais, 75003 Paris

http://www.merci-merci.com/en/redirect-jp/

Metro :8番線Saint Sébastien Froissart

 

ユダヤのファーストフード ファラフェル

 

ユダヤのコミュニティーがあるこのエリアではユダヤのファーストフードファラフェルのお店が建ち並んでいます。ファラフェルとはピタパンにひよこ豆のコロッケ、紫キャベツやきゅうり、茄子などが入り、白ソースをかけてたサンドイッチみたいなもの。かなりボリュームがありますが、ベジタリアンフードなので胃がもたれることなく意外にあっさりといただくことができます。エピスも癖のあるものではないので、日本人にも合う味。筆者のおススメのお店はL’As du Fallafel/ラス デュ ファラフェル。週末のお昼時になれば何十メートルも列ができるほど大人気。他のファラフェルのお店に比べ、パンチがありながらも繊細な味がする美味しさです。

 

L’As du Fallafel/ラス デュ ファラフェル

34 Rue des Rosiers, 75004 Paris

Metro :1番線St Paul

 

パリ最古のマルシェ

 

パリの最古のマルシェLe Marché des Enfants Rouges/ルマルシェデザンファンルージュ多国籍料理のスタンドが立ち並ぶ市場として若いパリジャンが注目するスポット。以前は普通に野菜や魚、肉を販売する普通のマルシェだったそうです。何年か前からイートイン・テイクアウトのお店が増え、大半を占めるようになりました。日本、イタリア、レバノン、北アフリカ、メキシコ料理を食べることができます。このマルシェはフードコートのようですが、マルシェ特有の活気が感じられます。週末になれば若者が集まり、縁日のようなお祭り騒ぎになります。

 

マルシェの中で特に人気なのがそば粉のクレープガレットのお店。ボリュームのあるガレットを目の前で焼いてくれます。毎日長蛇の列ができているほど大人気。個人的にLe Marché des Enfants RougesでおススメはBurger fermier/バーガーフェルミエのハンバーガー。伝統的な製法で育てられた牛肉を使ったハンバーガーで、チーズをトッピングとして選ぶことができます。牛肉が主張し過ぎず旨味が感じられ、他の食材との程よいハーモニーが特徴。パリの至るところでバーガーを試した筆者にとって、パリで一番のハンバーガーなのです。

 

Le Marché des Enfants Rouges/ルマルシェデザンファンルージュ

39 Rue de Bretagne, 75003 Paris

Metro :8番線Saint Sébastien Froissart

 

お洒落なカフェやレストランの集まるマレ

 

マレ・北マレには美味しくてお洒落なレストランやカフェが集まっています。日本でも人気のローズベーカリーや弁当スタイルのカフェNanashiGyozabarなど、新しいタイプのレストランやカフェがあります。流行に敏感なパリジャンが集まる地域なので、新しいコンセプトのカフェが流行りやすいのです。

 

マレの中でずっと変わらずに人気のあるカフェはLe Loir dans la Theiere/ル ロワール ダン ラ テイエール。何十年も毎日のようにカフェの前には列ができています。ずっと変わらないボリュームある季節のタルトなどのお菓子が人気の秘密。有名なパティスリーの繊細なお味とは違いますが、フランス人家庭で作られるようなどこかほっとするような味。食べるこちらも優しい気持ちになれるのです。それが飽きられず何度も訪れたくなる理由なのかもしれません。

 

Le Loir dans la Theiere/ル ロワール ダン ラ テイエール

3 Rue des Rosiers, 75004 Paris

Metro :1番線St Paul

 

マレおススメの美術館

 

マレと言えば個性的な美術館があるエリアです。大工事の終わった「ピカソ美術館」「カルナヴァレ美術館」、マレのすぐ反対側にある「ヨーロッパ写真美術館」や毎回魅力的な企画展が人気のパリ市庁舎のなどがあります。

とりわけ「カルナヴァレ美術館」の常設展はパリの歴史を知ることのできる貴重な空間。絵画だけでなく、貴族たちの日用品のコレクションも展示されています。フランス特有の貴族文化を肌で体験できる場所で、歴史の狭間に入り込んだような感覚を味わうことができました。「ベルサイユの薔薇」の世界観が好きな方にはおススメの美術館です。

 

カルナヴァレ美術館

16 Rue des Francs Bourgeois, 75003 Paris

http://www.mmm-ginza.org/museum/serialize/backnumber/0807/museum.html

Metro :1番線St Paul

 

パリジャンに人気なのはパリ市庁舎の企画展。興味深い展示となれば、2時間待ちの列ができるほど。パリをテーマにした企画展で、入場料無料でありながらも、質の高い展示内容で、毎回見応えがあります。過去写真家のブラッサイ、ドアノー、イジスなど戦前パリで活躍した写真家の展示が催されていました。パリをテーマにした企画展はこの街の様々な姿を知ることができ、毎回パリの魅力を新たに発見することができるのです。

 

Hôtel de ville(パリ市庁舎)

Place de l’Hôtel de Ville, 75004 Paris

Metro :1, 11番線Hôtel de ville

 

地元パリジャンが通うデパート BHV

 

BHVはパリの他のデパートと違い地元パリジャンが主に通います。ブランドものが揃うデパートではありませんが、雑貨やキッチン用品が豊富に揃っています。パリで雑貨をお土産に購入して帰りたいという方にはおススメ。意外にもパリでは雑貨を多く扱うショップはありません。パリジャンぽいクールなもの、パリをイメージした可愛らしいものをお探しの方はぜひBHVに足を運んでみましょう。

 

BHV

14-16 Rue du Temple, 75004 Paris

http://www.bhv.fr

Metro :1, 11番線Hôtel de ville




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です