イタリアではジプシーに要注意!被害に遭わないようにジプシー現地情報

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イタリアへ旅行するというと必ず言われるのが「泥棒に気を付けろ!」

たしかに、イタリア旅行で残念ながらスリにあったという話はよく聞きます。でも実際に泥棒をしているのはイタリア人ではなく、ほとんどが移民の外国人であり、特にジプシーのスリの手口は警察も認めるプロ級です。

気を付けるためには、ジプシーがどんな人たちなのか知る必要があります。

ここではイタリア旅行を楽しむために知っておきたいジプシーについての現地情報をお届けします。

ジプシーってどこの国の人?

イタリアで実際にスリにあったという日本人は、残念ながらたくさんいるようです。

おっとりしているうえに、比較的小柄で現金を持っている日本人は、ジプシーにとって格好の標的のようです。

「ジプシーに気を付けたほうがいい」とよく言いますが、日本では「ジプシー」という言葉自体が差別用語で放送禁止用語に指定されています。

一般にジプシーとは「ヨーロッパで放浪生活を送っている民族の団体」のことを指していましたが、最近では「ロマ」が正式な呼び名ですが、ロマは北インド系の最大勢力で、ジプシーと呼ばれる人々の一部族に過ぎないので、かえって複雑になっているようです。

イタリアでは、ジプシーのことは「ジンガリ(ZINGARI)」と呼びます。イタリアでも古くからの呼び名であるジンガリは差別的な要素が強いとして、メディアなどでは使われなくなっています。

正式には「ポポリ・ロマニ(POPOLI ROMANI)」と言い、日本でいうロマ、中世に北インドからヨーロッパへ渡ってきた民族を「ロム(ROM)」と呼びます。イタリアのジプシーはロムが多いですが、フランス、イギリス、スペインはそれぞれ別の民族のジプシーがいます。

イタリアのジンガリは、一般に背が低くやせ形で、肌が浅黒く、髪も黒い人びとです。

この表現は、まるでイタリア人、特にローマの人にもあてはまってしまうので説明に困ってしまいます。実際には違いが歴然で、ジンガリはインド系なのでアジアっぽい感じです。時代遅れの長いロングスカートで頭にスカーフを巻いたようなスタイルをしているジプシーもいますが、普通の格好をしている人もいるので、ややこしいですね。

ただ、旅行中、「ジンガリ」という言葉に注意してください。

イタリア人が近くにいるから注意するようにと、大きな声で行ってくれる場合があります。

 

外国人であるジプシーはどうやってくらしているの?

イタリアにはジプシーの居住区のような場所が指定されています。大抵、街の外れ辺鄙な郊外にあるのですが、近隣の住民とトラブルを起こすので、常に住民からの反対運動が起きています。

時々テレビ番組などで見るジプシーの居住区は、21世紀とは思えない光景。壊れたキャンピングカーのような車や、掘っ立て小屋のような家がごちゃごちゃと大型ごみと並んでいます。

居住区以外にも、川のそばなどに勝手に住み着いて、警察に撤去されるという事件も頻繁に起こります。イタリアに住みながら、イタリアの法律に従って暮らすことを拒否して彼らのルールに基づいた団体生活を送っています。

よく、ローマの街中の大型のゴミ箱の中に顔を突っ込んで、使えるものを拾います。女性はスーパーや教会などの前に座ったり、電車の中を乳児を抱いて物乞い。子供たちは地下鉄や観光地でスリをして、現金を共同体に運びます。

 

ジプシーの子供はスリのプロ

一説によると、子供たちは、お金を持って帰らないと、大人たちからこっぴどく罰を受けるので、真剣勝負で、スリに臨んでいるのです。ほとんどプロ級です。しかも、スリは現行犯でないと逮捕できないので、捕まえるのが難しいうえに、たいてい未成年の彼らはつかまってもすぐに釈放です。

以前、地下鉄で、一見してスリだとわかるジプシーの3人の子供たちに、巡回している警察が「おーいまた悪さするなよ!」と声をかけ、子供たちも「するわけないでしょ、大丈夫」と笑いながら答えていました。おそらく、すでに顔なじみだと思われる警察とスリ。イタリアならではの光景です。

地下鉄を待っているとき、必ず周りを注意してみてください。数人の小学校高学年から中学生くらいの痩せた子供たちのグループが、ふざけながら、きょろきょろしていることがあります。電車が付くと、すばやく2つグループに分かれて、別々の車両から乗り込みます。特に観光客のすぐ後ろについてきます。

不審なジプシー風の子供たちを見たら、まわりの目を気にせずどんどん離れること。相手は真剣勝負ですから、ターゲットである日本人を見ると寄ってきます。とにかくできるだけ離れることです。

地下鉄の中だけではなく、混んだ観光地や広場などで、まわりの様子に気を取られているときも、スリにとって絶好のチャンスです。また、早朝や夕方、人通りの少ない裏通りを歩いていて、ジプシーに囲まれたという話も聞くので気を付けましょう。

 

物乞いをするジプシー

ローマのスーパーの前には、必ずと言っていいほど年配のジプシーの女性が物乞いをしながら座っています。

キリスト教徒の国なので、年配のイタリア人は小銭を入れているようです。クリスマスや復活祭といったお祝いごとの前には、必ず小銭を渡すという人や、小さい赤ちゃんを抱いたジプシーの女性にはスーパーでおむつを買って渡してあげる、という人もいます。お金で渡すと赤ちゃんのおむつにはならずに、お父さんのお酒代に消えてしまうと嫌だから、というのが理由です。

スーパーの前のジプシーは物乞いだけではなく、地域のスパイをしているという説もあります。毎日1日中、同じところへ座っているので、通る人々を観察しているというのです。朝早くスーパーの前を通って、夜遅くまた通る人など、いろんな人の生活スタイルをチェックして、その情報を泥棒などに売っているというのです。

ジプシーには、絶対に気を許してはいけない、という考え方の人も多くいます。

ジプシーの人権とキリスト教

カトリックの国イタリアには、ジプシーの子供も学校へ行く権利があります。ジプシーだって学校へ行って、よりよい未来を目指すべきだというのが正論です。

ところが実際は、キリスト教徒であるはずのほかの子どもの親たちから猛反対が起きるそうです。その理由として、ジプシーは物を盗む習慣がある。不衛生なので害虫や病気を移されたら困る。教育上よくない。理屈ではわかるけれど、自分たちの子供とはクラスメートにはなってほしくない。実際問題、自分の子供のクラスにジプシーがいたらと思うと、残念ながら、同じ行動をする人が多いでしょう。

以前、バスに乗っている時に、ジプシーの妊婦が乗ってきました。恐らく無賃乗車と思われるジプシーに、座っていたイタリア人の老婦人が席を譲る場面に居合わせました。こういう時に、キリスト教の国にいることを実感します。

 

まとめ

博愛の精神であるヴァチカン市国の権力が強大である限り、ジプシーがイタリア、ヨーロッパからいなくなることはないでしょう。

ちょっと時代遅れのような一風変わった人の行動に注意して、自分で身を守ることが大切です。

イタリア人も、気づけば必ず「ジンガリ」と教えてくれるので、この言葉をしっかり覚えておいてくださいね。

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