旅行でパリに訪れたなら、スーパーには一度は行ってみたいと思うものです。
しかし、一度スーパーで買い物するまではどのようなシステムになってるかもわからないと、不安になってしまう方もいるかと思います。
そんな方々の為にフランスのスーパーの特徴や支払いなど、実際買い物をする時に注意しておきたいことなどをお教えしたいと思います。
パリのスーパー
パリ市内には基本的にカルフールなどの大型スーパーはあまりなく、小規模なスーパーが多いのが特徴です。
例えば、Monoprix/モノプリ、Carrefour City/カルフールシティ、Franprix/フランプリ、G20などがあります。
規模は小さいながらも、野菜やフルーツなどの生鮮品、肉製品、食料品全般、洗剤などの日用品など、生活の必需品は全て販売されているので、この規模のスーパーであっても、生活に困るということはありません。
郊外の大型スーパーは20時ぐらいに閉店するのに対して、パリのスーパーは23時まで開いていたりと、随分と便利なのが特徴です。ただパリのスーパーは平均的に割高。子供がいる家庭は、郊外のカルフールなどの大型スーパーで週末にまとめ買いをするのが一般的です。
スーパーは基本測り売り
日本ですと、野菜や魚はパックや袋詰めにされて販売されていますね。
フランスでは一キロOOユーロといった風に、計り売りされています。袋に自分が購入したいだけの分量を詰めます。
カルフールなどの大型スーパーですと、機械で測り、値段とバーコードが表記されたシールを袋に貼りつけて清算をします。
筆者の周りでは最初このシステムがわからないばかりに、商品を袋に詰めたままレジに行って、測ってから来るようにと言われた経験がある人も少なくはありません。スーパーによっては違いますので、野菜売り場に測りの機械があるか必ずチェックしましょう。
フランスのスーパーの特徴
フランスのスーパーでは農業大国だけあって、チーズやバターの乳製品が充実しているのが特徴です。
大量生産されるKiriのような商業チーズ売り場が大々的にあり、その隣には伝統的な方法で職人さんによって生産されたチーズ売り場があります。
筆者はカマンベールチーズをよく購入するのですが、なかなか美味しいものが販売されています。
またワイン売り場も大きく、スーパーであってもレベルの高いワインを購入することができます。
その反面パリの小規模なスーパーですと、魚コーナーが充実していません。売られていたとしても、鮭や海老ぐらいとさみしいもの。
魚は街の魚屋かマルシェなどで購入するといいでしょう。
平均値の高いスーパーのパン
パンが主食のフランスでは勿論スーパーでもパンが販売されています。
スーパーによってはその場で焼いているというこだわりがある店も。
筆者の経験上、カルフールのパンはなかなかの味だと思いました。くるみのパンやとうもろこし粉のパンは、感動的に美味しいというほどではありませんが、毎日食べるパンとしては十分です。以前はカルフールの近くに住んでいたので、よくこのパンを購入していました。
オススメのお土産
パリのスーパーではバラマキ土産にぴったりのものを見つけることができます。筆者が過去喜ばれたスーパーのお土産は板チョコ。フランス人は日常的にチョコレートを食べる人が多く、チョコレート売り場が大々的にあります。ピスタッシュの板チョコやフランスの塩の華のチョコレートなどが喜ばれました。
スーパーで買える日本食
フランスのスーパーでも意外に日本食が販売されています。例えば、インスタントラーメンや味噌汁、こちらでも大人気の寿司を作るための、ご飯、海苔、わさび、お酢など。
そして最近ではうどんや糸こんにゃくなども見かけるようになりました。
急遽日本の味が恋しくなったら、購入してみるのもいいかもしれません。
袋のもらえないフランスのスーパー
エコの意識が年々浸透しているフランスでは、スーパーでは袋をもらうことができません。
事前に準備して持っていくか、その場で袋を購入するかのどちらかです。袋はその場で言えばレジの人が出してくれるので、袋を持ってなくても心配する必要はありません。
お店によっては可愛らしいエコバックも販売されています。
例えば、日本人の方に人気のモノプリのエコバック。エッフェル塔の柄のエコバックはバラマキ土産に人気なのだそうです。
フランスのスーパーのレジ
パリの小さいスーパーですと、基本的にいくつかのレジがあるだけです。
しかし、郊外に行くと、10品以下を購入に限って、自動のレジを使うことができます。自分で商品をスキャンをして、機械でお金を払います。
こちらのレジはあまり並ぶこともなく購入できるのでかなり便利。フランスではスーパーで買い物をする人のほとんどが、一週間分の食料を一度に購入するので、一回のレジに時間がかかってしまいます。時間帯によってはかなり待たなければならないのです。
現金それともカードで支払い ?
フランスは基本的にカード社会ですので、スーパーであってもカードで払うことがほとんどです。
ですので、スーパーでカード払いで購入することに不安を覚える必要はないでしょう。逆に現金払いの方がややこしいということもあります。
水を購入した時に、20ユーロ札を出したら断られたという話を聞いたことがあります。
1ユーロ以下の商品を買う時に、10ユーロや20ユーロの札で支払うのは、確かに嫌な顔をされることもあります。
日本とは違うので、現金での支払いに関しては気をつけた方がいいです。
スーパーで気をつけたいこと
他のお店で購入したものを持って、スーパーに行くときは、入り口で預かってもらうなど、店内に持っていかないように気をつけるようにしましょう。
例えば、筆者は市場で買い物をして、帰りにスーパーに寄る時は、受付に買い物バックを置いてもらうようにしています。
というのも、時々万引きではないのかと怪しまれることがあるからです。
筆者の知り合いは違うスーパーで購入したものと一緒にスーパーの中に入ってしまい、出る時にいちいちレシートとチェックさせられたという体験をした人がいるので、注意をしてくださいね。
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