パリには4つの老舗デパートがあります。
オペラ地区にあるギャラリーラファイエット、プランタン、マレ地区にあるBHV、そして左岸にあるボンマルシェ。
それぞれ100年以上の歴史を持つデパートで、こだわりのあるセレクションだけでなく、建築物もまた見所の一つとなります。
その中でも、今回はギャラリーラファイエットとボンマルシェをご紹介。パリの老舗デパートとはどういったものでしょうか。
旅行者に一番人気、ギャラリーラファイエット
外国人旅行者に一番人気のデパートと言えば、ギャラリーラファイエット。
売り場面積7万m2、3500を超えるブランドが集まるパリのモードの中心地です。ギャラリーラファイエットには本館、紳士館、メゾン&グルメ館の三つに分かれています。
本館にはシャネル、ディオール、ルイヴィトンなどの高級ブランドから、MajeやSandroなどのパリジャンに人気のブランド、ギャラリーラファイエットのプライベートブランドまで揃っています。
人で溢れかえるギャラリーラファイエット
ギャラリーラファイエットではお土産探しをするのには、最適な場所ですが、何せ常に観光客で溢れているので、残念ながらゆったりと買い物することはできません。
ブランドによっては小さな売り場に入るのにさえ並ばなければいけないこともあって、「貴重な旅行の時間をそんなことに費やしたくない」なんていう旅行者の話をちらほら聞くほどです。
ギャラリーラファイエットの本館で買い物をするなら、開店直後がオススメです。
美味しいものが集まるギャラリーラファイエット
個人的にギャラリーラファイエットでぜひ訪れていただきたいのは、メゾン&グルメ館です。
パリで最高峰のグルメスポットとも言われているほど、美味しいものが集まる場所。一階は主にスイーツやチョコレート、パン、お惣菜売り場。地下には野菜やお肉、魚、チーズ、お土産向けの食料品が揃っており、高級スーパーのようです。
地下では可愛いパッケージのチョコレートやキャラメル、マリアージュフレールやクスミティなどフランスを代表する紅茶が揃っているので、ばらまき土産を購入するのにはぴったりの場所でもあります。
オススメ!ギャラリーラファイエットのイートインスペース
ギャラリーラファイエットのグルメの楽しみはイートインスペース。
最高級のイベリコハムやイタリアン、中華などを食べることができます。筆者のオススメは地下一階にある魚売り場のイートイン。
ここではフランスの生牡蠣や海老などをその場で食べることができます。白ワインと共に頂く生牡蠣は海の香りが感じられるほど新鮮。レストランに行かなくても新鮮で美味しい牡蠣が手軽にたべれるのは嬉しい限りです。
また地下一階にあるお肉売り場のハンバーガーもオススメ。
質のいいフランス産の牛肉を使ったハンバーガーは胃もたれすることなく、ペロリと食べることができるほど美味。
筆者はまだ試したことはありませんが、牛肉のステーキはお肉の美味しさを堪能できるとして、人気のメニューだそうです。
ギャラリーラファイエットの建築物
ギャラリーラファイエットの見所は建物にもあります。
一見外から見ると何てこともない建築物ですが、本館の中に入ると2012年に100周年を迎えた丸天井があります。アールヌーボー様式のこの丸天井は、その美しさに思わず見とれてしまうほど、優雅で煌びやか。
1900年代初めのパリが感じられる場所で、ここからデパートの内部を眺めると昔のパリにタイムスリップしたような気にさせられます。
ギャラリーラファイエット/Galeries la fayette
40 Boulevard Haussmann, 75009 Paris,
Parisian Department Store - Galeries Lafayette Paris HaussmannImmerse yourself in the universe of a historic department store in Paris. Shop latest trends across Luxury, Fashion, Bea...Metro : 7,9番線Chaussee d’Antin, RER A Auber
ボンマルシェ
次に紹介するのは、パリのサンジェルマンにあるボンマルシェ。
1852年創業で、パリの中でも最も古いデパートです。ボンマルシェには本館と隣接する食品館ラ・グランド・エピスリード・パリ/La Grande Epicerie de Parisがあります。本館にはギャラリーラファイエットと同様、高級ブランドやフランス人に人気の旬のブランドまで揃っています。
ボンマルシェは観光客よりも地元民に愛されているデパートです。
ギャラリーラファイエットのように常に混雑しているということはなく、いつ訪れてもゆったりと買い物をすることができます。ブランド物など、ゆったりとした環境の中で見て回りたいという方にはボンマルシェをオススメします。
ボンマルシェ美味しいもの
ボンマルシェも美味しいものが集まる場所として有名です。食品館のラ・グランド・エピスリード・パリにはお土産にもなる高級食品やイートインのお店が充実しています。
高級トリュフの料理や海鮮などイートインスペースは、お昼時にはいつも賑わっています。
ボンマルシェの建物
ボンマルシェはエッフェル塔を設計したエッフェルによってデザインされました。
外見は何度も改装工事を行なっているので当時の面影をみることはできませんが、四角形の吹き抜けの空間やアールヌーボーの天井など、本館の内装にはその面影を見ることができます。
ボンマルシェは、大人の魅力のあるデパート。訪れる度に、パリの優雅さに浸ることができますよ。
ボンマルシェ/Bon marché
24 Rue de Sèvres, 75007 Paris
Access DeniedMetro : 10,12番線Sèvres Babylone
デパートのオススメのお土産
ここではギャラリーラファイエットとボンマルシェの食品館をご紹介しましたが、両デパートと共に販売されているものは、共通していたりします。
その中から、オススメのお土産をご紹介。まずはフランスといえばバターがやはり有名。美味しいバターはそれだけで食べられそうなほど、以外にあっさりとしているのです。
ボルディエやエシレはフランスの最高級のバターとして星付きレストランのシェフも使用するほど。日本で買うとかなり高い値段ですが、こちらでは3ユーロ前後とお手頃なので、バター好きの方にはオススメです。
フランスはオリーブオイルが美味しいことで有名。
オリーブオイル独特の匂いが嫌いだったのですが、フランスの良質なものを試したところ、その美味しさに気がついたという人が筆者の周りにいるほど。
フランスのオリーブオイルは質が全然違います。またオリーブオイルのパッケージは可愛らしいものも多く、お土産にもオススメですよ。
デパートの免税手続き
最後にデパートでショッピングを楽しんだら、免税の手続きをその場で必ずしてしまいましょう。
初めに紹介したパリの4つのデパートには免税手続きコーナーがあります。買い物の際は必ずパスポートをお忘れなく。
ギャラリーラファイエットとプランタンでしたら、日本人専用カウンターもあるので、そちらで免税の手続きをされると良いかと思います。
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