ブリュッセル、ザベンテム空港の今

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ご存知のように、2016年3月22日にベルギーの空港とメトロで同時テロが発生しました。この2つの爆弾テロでは多くの人が犠牲になり、甚大な被害がありました。メトロ駅も空港も全面閉鎖となり、混乱しました。ザベンテム空港を利用する予定の人は、空港がどのような状況なのか気になっているのではないでしょうか?2016年8月現在、ほぼ平常通り機能していますが、イベントや爆破予告、新たなるテロが起きた場合には特別警備がしかれます。現在のブリュッセルザベンテム空港の現状と注意事項などを現場からお伝えします。

・みちのり

テロ発生直後は、空港は今後どうなるのか情報が錯綜していました。多くの予想に反し、1ヶ月もたたないうちに空港は一部再開しました。もちろん全面復旧ではないものの、国としての「テロに負けない」という気概を感じました。しかし、大変だったのはここからで空港は再開されたものの、空港に行く国鉄は再開されず、車以外で空港に向かう方法はなし、という非常に不便なものでした。空港に向かう車両はすべて路上でチェックをしていたため連日渋滞ができました。あまりの渋滞から路上で車から降り、荷物を手に空港に走り出す人もいました。また空港の出発ゲート前にテントが張られ、事前荷物検査が行われました。これはテロ犯人が出発客を装って爆弾の入った大きな荷物を出発ロビーに持ち込んだためです。少なくとも飛行機の出発3時間前には空港に到着するようにと案内がありましたが、厳重なチェックによる長蛇の列のため、出発便を逃す人が多くいました。このような問題を少しでも改善しようと頻繁ににセキュリティ体制が変更となりました。日を追うごとに出発・到着便数も増え、国鉄も再開し、空港周辺の渋滞は解消されていきました。しかし、ラマダン期間中のテロ予告や近隣諸国でテロが発生するとまたセキュリティは強化され、長蛇の列。このように一進一退をしながら現在に至ります。

・空港の今

現在では空港までの公共交通機関(国鉄やバス)などは通常運行をしています。国鉄のホーム、ゲートには兵士が立っており、不振な動きをしている人がいないかなど目を光らせています。タクシーや自家用車などで空港に向かう人に朗報なのは、路上での車両チェックがなくなったことです。警察もしくは兵士が監視をしているものの、止められる車両はほとんどなくなりました。また、7月の初旬までは空港の建物の中に入るには当日の航空券を持っている人のみでしたが、ようやく解消されました。そのため空港の建物の中での出迎え、見送りができるようになりとても便利になりました。到着ゲートの真横にはとても大きな電光掲示板があり、飛行機の到着状況だけでなく、預け荷物の状況まで表示しているのでとても分かりやすいです。見送りに行く場合はまず出発ロビーの建物に入る前にテントが設けられ、そこを通過することになります。ここでは簡易な荷物検査のレーンがありますが、時間帯・状況によって検査は行われず、単に通過するだけのこともあるようです。検査レーンが1つしかないので、すぐに混雑してしまうためでしょうか。難点なのは、このテントは非常に小さいので混雑すると天気に関わらず外で並ぶことになることです。テントを抜ければすぐに出発ロビーのある建物が目に入ります。そこがテロの現場であり、いまだに傷跡が残っています。爆破されたビルは立て替えることなく、修復して使用しています。出発ロビーには犠牲者を追悼するためのプレートが設けられ、そこで足を止める人を多く見かけます。今ではチェックインカウンターはすべて再開しています。建物の中では頻繁に兵士や警官を見かけますが、航空券を持っていない人はセキュリティコントロール前のゲートまでは自由に行くことができます。出発ロビーにあるお店も今は営業していますので、早めにきてチェックイン後、お茶を一杯というのも可能です。

・空港からのアドバイス

テロの影響を受け、混雑を避けるために空港が公式に発表しているアドバイスをシェアしたいと思います。分かりきっていることもあるとは思いますが、ブリュッセル空港を利用する前に読み返してみてください。

・近距離路線(欧州内)は出発の2時間前までに空港に到着のこと。

・長距離路線は出発の3時間前までに空港に到着のこと。(チェックインカウンターは出発3時間前から開いています)

・特に混雑時は渋滞を避けるためにも公共交通機関で空港に向かうことを推奨しています。

・出発ゲート前のDrop-offゾーンはまだ閉鎖されています。そのため車で送迎する場合は、一度パーキングに車を入れる必要があります。最初の15分間のみ無料ですがその後は有料です。無料の15分間のみの駐車でも駐車券を精算機に入れる必要があります。

・オンラインチェックインができる場合にはできるだけ利用のこと。預け荷物がない場合にはカウンターに立ち寄る必要はなく、そのままセキュリティチェックに進むことができます。預け荷物がある人は通常のチェックインカウンターではなく、”Baggage drop-off”専用のカウンターに進むことができます。

・IDカード、パスポートはすぐに出せるように用意ください。

・セキュリティチェックがスムーズに進むように、尖ったものや液体はできる限り手荷物に入れず、預け荷物にしてください。

とくにオンラインチェクインはとても時間の短縮になるのでオススメします。また頻繁にチェックゾーンやルールなどが変更になっていますので、必ず空港のホームページで状況をチェックしてから行くようにしてください。

空港のホームページには「混雑カレンダー」が掲載されており、参考になります。混雑が予想されている場合には少し早めに空港に行くことをオススメします。

混雑カレンダー

http://www.brusselsairport.be/en/passngr/tempdeppax/

全日空が日本から唯一の直行便を運行しています。ブリュッセル発は21時10分です。嬉しいことに、この時間帯の空港はあまり混雑していません。全日空は独自のカウンターがあり、全日空便の利用客のみに対応しているので比較的スムーズです。7月末及び8月にこの時間帯に空港を利用しましたが、出発ロビー前検査、チェックインカウンター、セキュリティコントロールなどどこも混雑していませんでした。

・まとめ

少し前までは航空券を持たない人は建物の中に入ることができなかったので、大きな進歩です。ただし、サングラスをしたままであったり、航空券がないのに大きな荷物を持っていると止められますので注意ください。見送り、出迎えの人は基本的には手ぶらで行くといいと思います。また空港を利用する人はベルギー及び、近隣諸国のテロの動向を確認ください。テロ発生直後だとセキュリティが一層強化されるため空港の混雑が予想されます。この場合はプラス1時間ほどみておけば安心です。免税店も平常通り営業をしていますので、時間に余裕を持って快適な旅をお楽しみください!

 

*記事内の空港の状況は2016年8月のものです。

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