ママ大助かり!オーストリアには産前産後にもらえるお金がある

オーストリア

新しい家族を迎えるにあたって、色々購入しなければならない物があるのに、女性は産前産後は働けなくなってしまいます。そのため、子どもを産むにあたって少し金銭的な不安を感じる方も多いのではないでしょうか?オーストリアでは、子どもを持つ人たちが金銭的に大きな負担をせずにすむような仕組みが多くあります。今回はオーストリアで女性が産前産後に受け取ることができるお金、Wochengeld(ヴォッヘンゲルト)についてお話しします。

 

ヴォッヘンゲルトって何?

 

妊娠中の女性は、出産予定日の8週間前から働くことを禁じられています。この期間、子どもを産む人の金銭的な負担を減らすため、給料の代わりに健康保険会社から支払われるお金がWochengeld(ヴォッヘンゲルト)です。

ヴォッヘンゲルトが支払われる期間は

  • 出産予定日の8週間前から出産予定日まで
  • 出産日当日
  • 出産日の翌日から8週間後まで(早産(38週以前に生まれた子ども)、帝王切開、一人以上の子どもの出産の場合は12週間後まで)

となっています。

医師の診断で、出産予定日8週間前より更に前に働くことを止められた場合は、止められた時点からヴォッヘンゲルトを受け取ることが可能です。

ヴォッヘンゲルトは1か月ごとに、指定した口座に振り込まれます。

 

ヴォッヘンゲルトはいくらもらえるの?

 

ヴォッヘンゲルトの給付額は、人によってそれぞれ違います。多くの場合は、今まで受け取っていた給料に相当した金額を受け取ることになります。

会社に勤めている人

妊娠している女性は、出産予定日の8週間前から「ムッターシュッツ」という働くことを禁止される期間に入ります。ヴォッヘンゲルトとして受け取ることのできる金額は、

ムッターシュッツに入る直前の3か月間にもらっていた給料の手取りの平均額

です。

この「給料」の中にはボーナスの金額なども含まれますので、ムッターシュッツの直前3か月にボーナスを受け取った時期があれば、ヴォッヘンゲルトの額も増えることになります。

[例]

8月1日が出産予定日の女性がムッターシュッツ期間に入るのは、6月5日。ムッターシュッツはそのまま9月27日まで続きます。この期間内に受け取ることができるお金がヴォッヘンゲルトです。

ヴォッヘンゲルトの金額はムッターシュッツに入る6月5日の直前3か月間、つまり3月、4月、5月の3か月間に得ていた給料の手取りの平均になります。

例えば、3月2000ユーロ、4月3000ユーロ、5月2000ユーロを受け取っていたら、

(2000+3000+2000)÷3≒2333ユーロを毎月1回、ヴォヘンゲルトとして受け取ることができます。

正社員ではなくても月々425.70ユーロ以上の収入がある人

正社員として働いていない人も、月々425.70ユーロ以上の手取りの収入がある人は、正社員として会社に勤めている人と同様、ムッターシュッツに入る直前の3か月間に得ていた給料の手取りの平均をヴォッヘンゲルトとして受け取ることができます。

個人で保険に加入している低所得の人

月々の収入が425,70ユーロに満たない人は、1日につき8.9ユーロが受け取れます。ただし、個人で健康保険に加入している人のみです。(2017年4月現在)

失業中の人

失業保険給付金の80%増しの金額を受け取ることができます。

 

ヴォッヘンゲルトは基本的に給料の代わりとなるものです。

失業中の方は受け取ることが可能ですが、収入のない学生や主婦の方は受け取ることができません。

 

ヴォッヘンゲルトはいつどこで申し込めるの?

 

オーストリアで働いている女性ならば、誰でも受け取る権利のあるヴォッヘンゲルトですが、出産予定日の8週間前になったら、何もせず自動的にお金が振り込まれるわけではありません。

ヴォッヘンゲルトを受け取るためには、決められた時期に申し込みをする必要があります。

申し込みはいつ?

ヴォッヘンゲルトはムッターシュッツ(出産予定日の8週間前)に入ってから、申し込みをすることが可能になります。

どこに申し込むの?

ご加入中の健康保険会社申し込むことができます。

健康保険会社一覧

Adressen

 

ヴォッヘンゲルトの申し込みに必要な書類

 

ヴォッヘンゲルトを申し込むためには、指定された書類を健康保険会社に持ち込むか、郵送する必要があります。

申し込みに必要な書類は以下の通りです。

Arbeits- und Entgeltbestätigung für das Wochengeld(アルバイツ・ウント・エントゲルトベシュテーティグンク・フュア・ダス・ヴォッヘンゲルト)

名前や生年月日、銀行口座などの個人情報や、過去3か月間の給与額などを書き込みます。書類はご加入中の健康保険会社でを取得することができます。健康保険会社によっては、インターネット上で申し込みができる所もあります。

・失業中の人は、失業中であることを示す証明書(失業保険で振り込まれている金額が確認できるものなど)

・産婦人科が発行した出産予定日の証明書、または健康上の理由で予定よりも早くムッターシュッツに入る人は、医師からの証明書

 

とは言っても、子どもが生まれる前は検査や買い物でとても忙しいですし、ヴォッヘンゲルトを申請する時間が無かった、うっかり忘れてしまっていた、という方もいるのではないでしょうか?でも、心配ありません。

ヴォッヘンゲルトは子どもが生まれた後からでも申請することができるんですよ。

そして、後から申請した場合でも全額受け取ることができるのです。

ただし、子どもが生まれた後にヴォッヘンゲルトを申請する場合は、上記に記した書類に加えてさらに、

子どもの出生証明書(Geburtsurkunde(ゲブルツウアクンデ))

  • 早産、帝王切開、二人以上の子どもを同時に出産した場合は、病院からの証明書
  • 病院の滞在証明書

が必要になります。

 

ヴォッヘンゲルトを申し込むのにお金はかかるの?

 

ヴォッヘンゲルトを申し込むために費用が発生することはありません。また、申し込みに必要な書類を取得するために費用が発生することもありません。

 

まとめ

 

妊娠中、産後の金銭的負担をぐっと減らしてくれるヴォッヘンゲルトは、働く女性にとって大変役に立つものです。

忘れずに申し込みをして、快適な妊婦生活と子育てを楽しんでくださいね。

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