ウィーンで妊娠、出産④

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前回までの記事では、オーストリア、ウィーンで妊娠した時に必要なムッターキントパスの検診と、様々なプライベートの検査についてご紹介してきました。今回は、オーストリアで妊娠中にできること、また、やっておくと便利なことについてお話ししていきたいと思います。

1.へバメを雇うかどうか決める

■へバメって何?

オーストリアでは、プライベートでへバメ(Hebamme)と呼ばれる助産師さんを雇う妊婦さんが多いです。へバメは妊娠期間中と出産時、また、赤ちゃんが産まれてからしばらくの間、妊婦さんをサポートしてくれるので、初めての妊娠出産で何をどうしてよいかわからない人には特にお勧めです。妊娠が中期に入ったら、へバメを雇うかどうか検討してみましょう。

■へバメの費用

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保険のきかないプライベートのへバメを雇う場合は、雇う時間やサービスによって料金は変わってきますが、妊娠、出産、出産後と全てをサポートしてもらうと、大体1000ユーロ前後になることが多いようです。ちょっと高額なような気もしますが、深夜でも早朝でも、わからないことや不安なことがあれば、いつでも電話して相談することができますし、必要な場合は自宅まで来てもらうことも可能なので、この金額でもほとんどの利用者がサービスに満足しているようです。

とは言っても、高額だし、どうしようかな。。と 迷ってしまうような時には、健康保険のきくへバメから、保険の範囲内でサポートを無料で受けることもできます。

無料のサービスに含まれるのは、

・妊娠18週から22週の間、1回の個別相談

・出産後、病院に留まらずすぐに自宅に帰る場合・・妊娠期間中2回の自宅訪問による個別相談と、産後5日間、毎日1回の自宅訪問。必要と認められれば産後8週までさらに7回の自宅訪問

・産後4日以内に退院する場合・・産後5日まで、毎日1回の自宅訪問

・自宅出産の場合・・妊娠40週までに最大4回の自宅訪問又は個別相談。妊娠41週から42週にかけて、最大3回の自宅訪問又は個別相談。分娩のサポート。産後5日まで、毎日1回の自宅訪問

です。

かなり充実していますよね。

また、Wahlhebamme(ヴァールへバメ)と呼ばれるへバメは、かかった金額を一度は全額負担する必要があるのですが、その後、健康保険で定められているサービスの金額の80%を、健康保険から払い戻してもらうことができるので、こちらも金額的には負担が少ないバリエーションと言えるでしょう。

■へバメは具体的に何をしてくれるの?

出産前には、体調で気になることなどの、細かな相談にのってもらえます。数回に分けて、出産時間を短くするための鍼を施してくれるへバメもいます。出産する病院に立ち入りが許可されているへバメであれば、出産時も付き添ってもらえます。出産後の自宅訪問では、授乳のテクニックや、ミルクの作り方、お風呂の入れ方など、新生児を育てるのに必要な知恵を授けてくれます。

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24時間、不安や問題があった時はいつでも連絡できるので、出血などの異常や破水があった時にすぐに相談できるのが安心です。必要があると判断されれば、へバメはすぐに自宅までやってきてくれます。

■結局へバメは雇った方がいいの?

日本では個人で助産師を雇う習慣はありませんし、出産時にはどのみち病院のへバメが付き添ってくれるので、特に雇わなくても問題なく出産は可能です。ただ、雇った経験のある多くの人たちは、へバメのサービスにとても満足していて、2人目以降も雇いたいと思っている人が多いようです。筆者はプライベートのへバメを雇ったのですが、特に産後、ホルモンのバランスが崩れて小さなことで悩んだり涙が出るような状態になったとき、精神的な支えになってくれたので、雇って良かったと思っています。

2.無痛分娩にするかどうかを決める

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■オーストリアで無痛分娩は一般的?

日本では、無痛分娩はまだそう一般的ではありませんよね。オーストリアの無痛分娩の割合も、12,9%(2012年度調査)とそう多い割合ではありませんが、無痛分娩ができる病院であれば追加料金なしで無痛を選択することができます。

■無痛分娩についての説明会がある病院も

病院によっては、無痛分娩についての説明会も行っているので興味があれば是非参加してみましょう。

筆者は無痛分娩はとくに希望していませんでしたが、念のため説明会だけは出席しました。無痛分娩について全て理解したうえで、結局筆者は麻酔無しでの出産を希望したのですが、実際出産の日、出産の時間がとても長引き、母子共に体力が低下してしまったため、医師の判断で普通分娩から無痛分娩に切り替えるように提案されました。オーストリアではこのように、普通分娩を希望していても、医師の判断で途中から無痛に切り替わることがあります。麻酔を使用する際は、リスクなどが書かれている紙に目を通してサインをしなければならないのですが、長時間の陣痛でぐったりしているときに、ドイツ語がぎっしり書かれた紙など冷静に読めるはずがありません。筆者は説明会に参加していたおかげで、今から何をされるか、どんなリスクがあるか、ということを全て理解していたために、すぐにサインをすることができたので、説明会に参加しておいて本当に良かったと思いました。

3.出産準備コースに参加するか決める

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■出産準備コースって何?

オーストリアではGeburtsvorbereitungskurs(ゲブルツフォーベライトゥンクスクルス)と呼ばれる出産準備コースがあります。妊娠妊娠28週~30週くらいの時期にかけて訪れるコースで、出産がどうやって始まるか、出産時の呼吸法、出産時パートナーがどんなサポートができるかなどについて講師が説明したり、参加者たちが疑問や不安などを話し合ったりします。

■出産準備コースの値段

健康保険に加入しているへバメが行っているコースならば、無料で受けることができますが、パートナーと一緒に参加する場合、パートナーの分の料金は自費になります。このコースは普通全部で14時間で、2時間ずつ7日間に分けて行われます。筆者は働いていたために、7日間の時間を取ることができなかったため、丸一日で修了するプライベートのコースに参加しました。値段は100ユーロ程度でした。とても人気があるコースのようで、予約を取るのがとても大変でした。妊娠20週くらいには、予約をした方がよいとのことです。

■参加した感想

呼吸法など、実用的なテクニックは興味深かったですが、自分の為というよりは、パートナーが「出産に立ち会ってサポートして、一緒に親になるぞ!」という自覚を高めたことが一番良かった点のような気がします。任意のコースなので、時間がなければ特に取る必要もないといった印象をうけました。

4.マタニティファッションを楽しもう

妊娠中、もちろん体形はどんどん変わってきますが、女性ならばおしゃれは楽しみたいですよね。ドイツ語でマタニティウェアのことはUmstandsmode(ウムシュタンズモーデ)と言います。ウィーン市内には、ウムシュタンズモーデ専門のお店もありますが、値段はやや高め。安く手に入れたければ、H&MやZaraなどのお店のウムシュタンズモーデのコーナーがお勧めです。

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